2009年10月1日木曜日

学生リーダーズ・サマースクール開催報告

2009年9月19~21日の3日間に渡って開催した学生リーダーズ・サマースクール(=以下「サマースクール」とする。)についてご報告します。

このサマースクールは、昨年度から行っているものですが、今年度より4大学間共同事業(島根大学、山口大学、愛媛大学、高知大学)として開催しており、多くの学生が参加してくれました。

今回のサマースクールでは、各大学混合で4~5人のチームをいくつかつくり、インバスケットを活用した研修を行いました。
インバスケットとは企業などで使われるシミュレーション訓練技法の一つです。インバスケットは「未処理箱・未決箱」と言う意味で、処理し切れていない案件が何か分かりやすくするための箱のことを指します。その未処理箱に入っている多量の決定を伴う書類(案件)などを優先順位付け(重要性や緊急性)しながら処理することによって、思考能力や判断能力を養成することが期待されます。

今回参加してくれた学生たちは、架空会社の社員として様々なインバスケットの課題をこなしながら、「愛媛大学を元気にする企画」を立案、プレゼンしなければなりません。学生たちも初めはとまどいの雰囲気がありましたが、優先順位付けの重要性を意識したのか、日が経つにつれて処理速度が増し、さらに初めに比べチームワークも良くなっているように感じました。

インバスケット+リーダーシップトレーニングは多少ハードな気もしますが、研修終了後の彼らの表情を見ていると、充実感に満ちた良い笑顔をしていました。また、参加されていた大学の先生方からもうれしいコメントを多くいただくこともでき、開催した意義があったように思えます。

今後もより良いプログラムとなるよう、我々もしっかりと振り返りを行いたいと思います。