2009年6月15日月曜日

第3回ゼミナール リーダーシップ論①

第3回の講義では、栗田佳代子先生(独立行政法人大学評価・学位授与機構)が視察に来られました。栗田先生は、秦先生と佐藤先生のティーチングポートフォリオ作成時のメンターでもあり、愛媛大学のティーチングポートフォリオを組織的に実施するにあたってご尽力頂いている方です。今回の講義では、栗田先生をお招きして、前半は秦先生にリーダーシップ論①『「理念、目標、実行、評価」の重要性について』、後半は佐藤先生に『リーダーモデル』について、それぞれご講義いただきました。

前半の講義は、組織にとって重要な「理念、目標、実行、評価」を達成するために、いかにしてリーダーシッップを発揮すべきかについてでした。講義を通して、リーダーの目線やメンバーへの接し方など、組織においてリーダーが取るべき振る舞いについて学びました。また、受講生それぞれが所属する団体の理念、目標のシェアを行うことによって、リーダーには組織の理念、組織への思いを語り浸透させることが必要であることを体験しました。

後半は、目標となるリーダーモデルを具体的に持つことが、リーダーの資質を高める一つの手段となることを佐藤先生からご講義いただきました。そして、リーダーに求められる力を①知識面(あたま)②スキル・技術面(からだ)③態度(こころ)の3つの観点から徹底的に書き出し、リーダーとしての素養がどれほど多岐にわたるかを実感するとともに、これから始まる学生セミナーにおける自らのテーマ選定を行いました。受講生たちはワークを通して、リーダーに必要な力は一つだけではなく、状況に応じてその力を使い分けることが大切であることを感じたようです。
5期生たちが、自らが伸ばしたいと思う「リーダーに求められる力」を見つけ出し、セミナーでどのようなプレゼンテーションをしてくれるのか、今から楽しみです!