2011年4月4日月曜日

募金活動を通して in 韓国

みなさんこんにちは。ELSスタッフの泉谷です。
気がつけば4月。新天地でこのブログをご覧になっている方も
多いのではないでしょうか。
新しい環境に慣れた頃、また私達にも近況などお知らせ
いただければ嬉しく思います。

さて、「リーダーシップ・チャレンジ in 韓国」と題した韓国研修にて、
ELS修了生をはじめとした参加者のみなさんが募金活動を行ったことは
前回少しお知らせさせていただきました。
今回は募金リーダーを務めた、愛媛大学法文学部2回生の
中村陽一さんからのご報告を掲載させていただきます。

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先日発生した東日本大震災は、日本国民ならず、世界中の人々が
その惨状を、映像などを通して目の当たりにしました。
とりわけ日本国内においては、多くの人たちがその惨状に無力さを
感じていたと思います。
そのような中、日本国内のみならず、海外にも多くの支援の輪が
広がり、それは政府だけではなく、民間・個人レベルにまで瞬く間に
波及していきました。

今回、私が韓国での募金活動を企画したのも、このような動きを見て、
私自身も自らが今できる精一杯の努力をしようという思いからでした。
しかしながら、企画書を作成したのは、韓国研修出発の数日前。
さらに今回は異国の地での活動ということもあり、南ソウル大学の
みなさん、また日本からの研修参加者に協力いただけるか、
かなりの不安がありました。
そうした中、こちらの準備不足、人員不足等もあり、
出発時まで右往左往していたところ、南ソウル大学学生のみなさんが、
募金箱やプラカードを作ってくださっているとの連絡があり、
感謝の気持ちで胸が一杯になりました。
このような南ソウル大学のみなさんの協力や貢献を日本の学生に
伝えることで、初めは少なかった日本人学生の募金参加希望者も、
当日には全員が参加という結果になりました。

写真1:募金活動の様子

活動当日は、両国の学生・スタッフがソウル市内(ミョンドン)の街頭や
地下鉄改札口前などで募金活動を行い、韓国側学生の大きな声での
呼びかけに後押しされ、最初は小さな呼びかけ声だった日本側の学生も、
徐々に大きな声となり、次第に道行く多くの人が足を止めて、募金を
してくださり、その姿に感動しました。
また、教会から出てきた方が、牧師の呼びかけで、
教会にて東日本大震災への祈りと募金を行っていると笑顔で
教えてくださり、大いに励まされました。
活動終了後は、日本の学生各々が率先して韓国の学生にお礼を
言っている場面が見受けられました。
また、両国学生から「楽しかった」、「参加して良かった」といった感想も
聞かれ、企画者としてこれ以上ない喜びでした。

今回の活動を通し、韓日学生の絆がより深まったと感じました。
私自身、両国の学生、そして社会の温かさを実感しました。
また、他の日本人学生も同じだと思います。また同時に、国という
枠を超え、お互いが助け合うことの大切さを確認しました。

急な企画にも関わらず、協力してくださった南ソウル大学のスタッフ、
並びに南ソウル大学の学生のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
韓国にて災害などが起こった際には、
我々も率先して支援活動に協力することを約束します。

감사합니다!

愛媛大学・松山大学学生一同を代表して
中村 陽一

写真2:募金活動の様子