2010年11月24日水曜日

「先導するのも漕ぐのも自分」

こんにちは。ELSスタッフの泉谷です。


23日は勤労感謝の日でしたね。
国民の法律に関する祝日法によると「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としているそうです。

みなさんはどんな風に過ごしましたか?
我が家は子どもたちの友人が泊りがけで遊びに来て、みんなですごろくをしたり、ボーリングへ出かけたり、しばし「労働」を忘れ、遊びに没頭した休日でした。


では、本日は、先週11月18日のELSの授業から、ゲストスピーカーとして来てくださった、株式会社伊予銀行人事部長の別府孝也さんと同部課長代理の佐伯香乃さんのお話をご紹介したいと思います。


まず最初に別府さんより、企業が求める人材として「高い志と素直な心」が大切だとのお話しがありました。これはつまり、常に「こうありたい」「こうしたい」という目標を掲げ、それらを達成するためには何をするべきかを考え続ける態度です。


また、キャリア形成において、自分の適性を知ることや、自己をしっかり持つことも大事であると共に、自分で意思決定することが非常に重要であるとのご説明がありました。特に学生の間は、様々な物事に対して、多くの人の意見を集めながら、自分の頭で悩み抜いて結論を出すことが大事なのだそうです。
別府さんは、「社会に出ると、自分に対して責任を持つことが求められる。(航海に例えるなら)先導も漕ぐのも自分でやらなければならない」とおっしゃっていました。最後に、一番印象的だったお話しは、別府さんと佐伯さんのお2人が、毎年数千人の学生と面接する中で分かってきた、「就活のために取り繕っている学生と、そうでない学生の違い」です。


それはズバリ、自分なりの価値感、人生観、職業観、信念を持っているかどうか。30分も面接をしていると、その学生が普段からこれらをしっかり持って日々過ごしているか、それとも、面接をクリアするためにインスタントに言葉を準備してきたのか、歴然とするのだそうです。


秦先生のコメントにもありましたが、今回お2人にお話しいただいた目標を掲げること、自己を知ることまた理念を体質化することはどれもリーダーシップの重要な側面としてELSで説かれていることです。それらを実践する機会を常日頃から積極的に求め悩みながらも、目標に向かって漕ぎ続けていれば別府さんの言われている「志」や「素直さ」は取り繕うことなく、内面から自然とにじみ出るのだなと感じました。