2011年12月28日水曜日

10期生ELS合宿1日目 ~よりよい人間関係を築くコツは「相手に興味を持つこと」~

皆さん、こんにちは。
ELS学生スタッフの一色です。
今回は1217日(土)に行われた10期生ELS合宿1日目の様子をご報告いたします。

合宿1日目の流れとして、まず10期生によるセミナー「チームビルディング」が行われました。
次に、ELS修了生によるセミナー「交流研修」が韓国学生に対して、ELSスタッフによるセミナー「輝く大学生プラン」が高校生に対して、行われました。また、ELS修了生によるセミナー「カタリバ」が参加者全体に行われました。
そして合宿1日目の最後には、合宿参加者の全体で「交流会」が行われました。

10期生によるセミナー「チームビルディング」では、クリスマスツリーを作ろうというワークが行われました。
10期生からよいチームを作るコツを伝授された高校生と韓国学生、修了生が混同したチームは、それぞれに得点が決められている4種類折り紙をスタッフに教わりながら折り、折れた折り紙をクリスマスツリーに飾っていき、折れた折り紙の総得点と飾られたクリスマスツリー全体のきれいさで勝負しました。
その後は、「よいチームのコツを意識しながらワークに臨むことができたか」などの視点から振り返りを行いました。
10期生は、組織が違う人々で構成されているチームを形成するために、的確な指示や場の盛り上げなど、うまくセミナーを行っていたようでした。

ELS修了生によるセミナー「交流研修」では、合宿1日目の最後のセッション「交流会」で韓国学生が行う劇「白雪姫」を一緒に練習しました。
韓国学生は、修了生に日本語で書かれた台本で分からない言葉を教わりながら、必死に読み込み暗記し、役になりきって練習していました。
修了生は、言葉の壁を乗り越えて、韓国学生と心を一つにして劇の練習に取り組んでいました。

ELSスタッフによるセミナー「輝く大学生プラン」では、合宿1日目の最後のセッション「交流会」で高校生が「自身の輝く大学生とは?」というテーマでプレゼンテーションを行うために、
「輝く大学生になるためには、どのような視点で考えなければいけないのか」
「輝く大学背になるためには、どのような計画を立てればよいのか」
という疑問を解決していきました。
また、このセミナーに関連して、修了生によるセミナー「カタリバ」では、修了生が「輝いている大学生」というテーマのもと、学外での活動や大学の授業のことなどを、高校生と韓国学生に短い時間でプレゼンテーションを行いました。
特に高校生は、その後の質疑応答の中で、自身が大学生になった時のことを想像しながら、自身が興味・関心のあることを積極的に取り入れているようでした。

そして、合宿1日目の最後のセッション「交流会」では、高校生は、「自身の輝く大学生とは?」というテーマでプレゼンテーションを行い、韓国学生は、劇「白雪姫」を全て日本語で行いました。
高校生は、自身の夢や大学生になってからやりたいことなどを、緊張しながら自分の出せる力を精いっぱい使いプレゼンをしていました。
あれだけ組織が違う人々の前で話すことはそうないでしょうから、彼らにとって良い経験になったことでしょう。
また、自身の描く理想の大学生像を他者に話すことで、これからの将来に対して整理することができたのではないでしょうか。
韓国学生は、途中セリフ(日本語)を忘れそうになりながらも、楽しみながら最後まで自身の役を演じ切っていました。
彼らも高校生と同じく、組織が違う人々の前で、特に日本人が大勢いる中で決まったセリフを話すことはないでしょうから良い経験になったことでしょう。
また他の劇にもトライして、さらに日本語を文化を学んでいってもらえればと思います。

さて、私は、修了生と韓国学生が劇の準備を行っている過程で、両者の間に絆が芽生えていることに気付きました。
「白雪姫」という劇を成功させるという目的に向かって、国や言語を超えて1から一緒に作り上げていく過程できていったのでしょう。
改めて私は、言葉が通じなくても文化が違っても、相手のことをもっと知りたいという気持ちさえあれば通じ合えるということを感じました。

皆さんも、ぜひ言語や文化が違う方々に興味を持って接してみてはいかがでしょうか。
きっと、新しい絆が生まれ、今以上に新しい視野が広がるのではないでしょうか。

2011年のブログは、これで最後となります。
また来年も読者の皆さんに楽しく分かりやすく見ていただけるよう努めますので、よろしくお願いいたします。
それでは、皆さん、良いお年をお迎えください。